大麻は薬の種類のひとつという見方もできます。
大麻は人類によって最初に栽培された植物の一つであり、もっとも用途が多いもののひとつです。私たちは大麻を使って、その茎から衣服のための繊維と紙を、種から食物と燃料のための油を、そしてその花から薬を得ることができます。
中国とエジプトでは少なくとも五千年の間、大麻は薬として使われています。
大麻は古来からさまざまな病気の治療に使われてきました。そして、その成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBN)、カンナビジオール(CBD)などの主要なカンナビノイドが治療薬として効果があることが科学的に証明されているようです。
アメリカでは化学合成されたテトラヒドロカンナビノール(合成THC:商品名マリノール)は合法に使用できますが、植物である大麻そのものは、たくさんの州で使用が禁止されています。
ただ、最近ではヨーロッパのほうでは大麻を合法化する動きが活発になっていて、実際に規制緩和や合法化をしている国が増えています。
しかし日本には、大麻取締法という法律があり、現在、大麻の医療研究ができないようになっています。
「具体的な治療効果が証明さえれているのに、頑なに大麻を規制するのには、どういう理由があるのでしょうか」といったような医療現場の声もあるようです。
いずれにしろ慎重に議論を進めていくべき問題のように思われます。